新しい手帳を開き新年の予定を書き込む。その横には、この一年お世話になった手帳が。使い古したページを繰り、冬、春、夏と振り返る▼あれもできた、これも勝ったと所期の目的を果たせた充実感がある半面、及ばなかったり、挫折したりした苦い経験が蘇る場合も。誰でも失敗はしたくない。必ず勝って喜びを得たい。が、そうはならないのが人生の一面でもある▼成功と失敗。勝利と敗北。この繰り返しこそ、人が歩む道なのだろう。冒険家の堀江謙一氏は「冒険航海でも、目的地に向かって進む過程は、常に失敗の連続」(本紙「ヒューマンインタビュー」)と。だが、そこに意味があることを指摘し、若い時は失敗を恐れず挑戦をと語っている▼若いころに挫折を経験するのは悪くないと述べるのは作家の塩野七生さんだ。「それによって、自らに疑いをいだくことを学ぶようになる。次なる跳躍は、これまでのやり方に疑いを持つことなしには絶対に訪れない」とも(『日本人へ 国家と歴史篇』文春新書)▼失敗を生かすとは、そういうことだろう。なぜ果たせなかったのか。謙虚にして冷静な眼を自分に向け、敗北を踏み台にして戦いを開始できるかどうかだ。この勇気と賢明さを持つ人が次の勝者となる。
感銘を受けたのでコピペしました!!!
今日の夜は尊敬する方々がおられる法人の忘年会に参加をさせていただく。
大変恐縮である。若干緊張もしている。
上記の記事とはレベルが違うが、酒との戦いの勝者となりたい。