以前、何かの本で読んだ話。
人間には、大きく別けて2種類の性質があるそうだ。
狩猟民族型と農耕民族型。
前者はヨーロッパ型で後者はアジア型だそうだ。
前者は、文字通り狩りなどをしながら生活するので、
常に移動しながら生計をたてる不安定な生活。
後者は、一定の場所にて農耕をし、安定的に生計をたてる。
だから、狩猟型の人間は『安定』や『変わらない事』に価値を置き、
様式美や各式を重んじ、伝統文化や宗教が根付き易い。
一方、農耕型の人間は、変化することが嬉しく、
流行を追い、良い物は直ぐに真似て、直ぐに飽きる。
らしい・・・
満更外れた話では無いだろう。
個人のアイデンティティーというものは、
『個』の問題ではあるが、様々な『環境』に影響されて形成されていく。
変化していくものだ。
『環境に流されていく事』と『環境に適応していく事』とは全く違う。
『変わらない事』と『変われない事』も。
『分かっていて動かない事』と『分からないから動けない事』も。
戦後60年・・・
急速に外国文化を輸入し、
取って付けた様な『個人主義』が蔓延る、今の日本では、
表面に現れる部分(行動)でしか、他者には評価されない。
残念だが・・・
『他者に認められなくてもいいぜ!』なんていう人は、
無人島で狩りでもして、一人で生活した方が幸せだろう・・・