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介護職員がかかえる問題。

介護=慈善事業の様なイメージは非常に強い。

『心』でする仕事?

『利用者さんの笑顔』が報酬?


確かにその側面は大いにある。

では、『笑顔』を引き出す為には、何をしなければならないのだろうか?


介護と一口に言っても、その範囲は広い。

高齢者介護、障害者生活支援、障害児教育・・・・・

社会福祉というジャンルで括るべき内容と介護という物を

一旦整理して考えた方が良いだろう。


介護保険制度で対応している株式会社の事業と

障害者施策で対応している社会福祉法人の事業を

同じ『介護』という表現では、表しきれないのは当たり前である。


私が何時も口にしているのは、勿論、介護保険下の介護サービス事業のことである。


学生の頃、何故か大人の人によく言われた。

『介護の学校行ってるの?偉いね~』と。

何が偉いのだろうか?

何も偉くない。

事実、高校の時の偏差値は高くない。

寧ろ、アホ寄りだった(笑)

ただ仕事として福祉や介護を志して、その学校を選んだだけだ。

当時、究極のサービス業だと想った。


措置制度から介護保険制度に変わって、

勤務先も社会福祉法人から民間企業に変わった。

その方が道理に合っていると想ったから。

そこで沢山の事を学ばさせて貰った。

利益を出せないと、組織は成立しないし、給料は出ないということ。

利益を出す為には、何をしなければならないのか?

社会の現実を視たとも言えるか?

当たり前の事なんだけどね・・・

利益を出す目的や構造で無い制度なら、制度の主はしっかりと報酬を考えなければならない。

民間参入を認めたのなら。


勿論、今でも想っている。

究極のサービス業だと。


そんな事をちゃんと議題にあげた上で、

『介護サービスの有り方』を考えてみてもいいんじゃないかな?