昨日の中国新聞記事より
このほど広島県が、初の若年性認知症患者について
実態調査を行なった。
若年性認知症とは、65歳未満の比較的若い世代がかかる
認知症の総称であり、しばしばドラマや映画にも取り上げられ、
大きな社会問題の1つとなっている。
広島県の調査結果によると、若年性認知症と
診断された平均年齢は 57.6歳
うち、患者のほぼ半数が2か所以上の医療機関を受診しており、
正確な診断までに時間がかかる という実態があらわになった。
また、これら患者の9割以上が無職であり、
発症が原因で仕事を退職者が6割にのぼるようだ。
この他にも、若年性の患者に合ったサービスが見つかりにくい、
介護する側の精神的・経済的な負担増、
社会の理解や公的支援が遅れているなど、
課題は山積している。
これらの調査結果を踏まえ、
ぜひとも改善に向けた取り組みが必要である。