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ミシェランガイド(三ツ星)

ミシェランガイド(113年の歴史)

「ミシェラン福祉版」 匿名の調査と星★ランキングがあったら面白そう。

パリ万博が行われた1900年自動車運転者向けのガイドブックとしてフランスで発行されたのが始まりである。内容は、郵便局電話の位置まで示した市街地図のほか、都市別のガソリンスタンドやホテルの一覧、さらには自動車の整備方法などであった。発行者であるミシュラン社はタイヤ会社であり、これにより自動車旅行が活発化し、タイヤの売れ行きが上がることが目論みだったといわれる。この「ガイドはタイヤのため」「ガイドはミシュランにとって、ブランド名を売り込むため、タイヤ事業を発展させるために存在する」との原則は現在も引き継がれており、実際、ミシュランの2010年第1四半期の売上高に占めるレストランガイドや旅行ガイドなどの出版物が占める割合は約1%とされる[3]1930年代にはレストランを星で格付けする方式が開始され、ミシュラン社員が匿名で施設の調査を行うようになった[4]。星の数は当初の1つ星のみから、2つ星までとなり、現在の3つ星方式は1933年が最初である。第二次世界大戦に伴う1940年からの出版中断を経て、1945年に登場した改訂版では戦争で破壊されたレストラン・ホテルが点線で示された。星による格付けの再開は1950年版からであった。