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情報とは…

通販で頼んだレコードが着た。

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京都のレコード屋だ。

昨日の朝、ネットで注文したら、本日もう届く。

たった1000円程度の送料と手数料で。

欲しいレコードをWeb検索し、当たりのあったレコード屋から買う。

レコード屋のHPからは、当たり前だが試聴も出来る。

ついでに、色々試聴し、良いのが有れば何枚か買う。

それまで、曲名が解らず、モヤモヤしていた曲も、

試聴する中で見つける事がある。

『ハア〜、あの曲、コレね!』って感じで…

しかも、レコードバブルも弾け、値段の相場もガクンと落ちた。

音楽もデータデータ買う時代。

レコードはおろか、CDだって今の若い子は買わない(笑)

いい時代だ⁉︎

今から20年前は、こうはいかなかった。

レコードガイド本も殆ど無かった。

勉強したければ、クラブ行くかMixテープ。

クラブ行って、かけてるDJに聴いたり、先輩や仲間との情報交換…

Mixテープ聴いても、クレジット無ければ解らないし、

解ってもそのレコードが店に有るかどうかは、別問題。

なので、ひたすらレコード屋で掘るのみ(笑)

レコード屋だけで無く、リサイクルショップや古本屋など

レコードがありそうな所なら、手当たり次第行った。

県外にも勿論行ったが、そんなに頻繁に行ける訳では無かった。

県外のレコード屋も通販はしていたが、

インターネットがバンバンの時代でもないので

リストは限られていたし、勿論視聴も出来ない…

でも、楽しかった。

掘って、見つけた時の快感は何とも言えなかった。

レーベルやプロデューサー、参加ミュージシャン、年代…

解らないなりに自分の目で探し当てた物が、凄くいい曲だったり、

300円でリサイクルショップで買ったのが、

レコード屋で2000円で売ってたり…

要するに、努力して手に入れるという行為の先にあるものが…

しかし今はどうだろうか?

ネットでワンクリック(笑)

時代なんだろうが、何か淋しい気もする。

情報そのものが溢れ返っている。

その溢れているものを、そのまま享受する事ばかりしていたら、

情報を集めるという行為を自分では出来なくなる。

与えられる事に慣れてしまったら、もう自分では取れなくなる。

で、どうなるのか?

そこで終わり…(笑)

情報って、とても大切なんだけど、

ただ与えられた情報って価値が半減する気がする。

特に、ネットで見た!みたいなヤツ。

仕事でも同じ。

簡単に手に入る物に価値は無い。

何かの小説に出ていた台詞。

自分で探し当てた情報こそ、自分を育てる。

探し当てたとは、

色々な人と色々なお付き合いをした上でご享受頂く!みたいなヤツデス。

ちなみに、小生、今でも頻繁にレコード屋の棚をサクサクしとるし、

リサイクルショップも覗いとります(笑)