以前働いていた時にいた職員のIさんから電話があった。
デイの中での個別処遇の件で悩んでいると・・・
集団の中の個別援助。
個別援助の集まりの集団援助。
永遠の課題だ。
対象となる利用者さんは、重度の若年性認知症で、
家族はとても熱心に介護をされている。
それ故に、事業者にも期待されている部分は多い。
認知症の援助は、
≪個≫対≪個≫。
≪人間≫対≪人間≫。
信頼関係が全てである。
しかし、援助方法には正解はない。
色々と話し込む。
ただ1つアドバイス出来た事は・・・
『温かい心と覚めた頭』がプロには必要と言う事。
介護が画一的で効率重視では、福祉ではなくなる。
しかし、感情が優先してしまい、冷静な判断が出来なる事も
歓迎出切る事ではない。
ある程度、客観的に利用者や家族、周りの状況、
スタッフ、組織が観れなければならない。
本当に難しい・・・
でもその心の葛藤が成長を産み、
豊かな介護人を育てる。
Iさんはとても素晴らしい介護スタッフとして成長をしている。
彼女みたいな人に接していると、
介護って良い仕事だなと想う。