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平成29年2月 「誰もが損しないを三方よしの福祉」~福祉と企業の共存〜

障害者福祉業界で非常に著名な 森 浩昭 氏(料亭久里川 支配人)をお招きしお話いただきまし、これからの障害者の就労支援と障害福祉サービス経営について講演頂きました。

特に印象的だったのが、
・「心の奥深く食い込む製品」を、一つ一つ時間をかけて作り、値段は少々張っても売れる製品づくりを目指してはどうだろうか。
・「かわいそうだから作業所の製品を買ってあげる」時代は既に終わった。作業所は「自分たちは弱者」といった発想を転換し、自らの強みを探してほしい。
・「やってあげる側」と「やってもらう側」という関係で繋がるのではなく、「お互いさま」の関係を築きたい、と、締めくくられました。

また、テーマの誰もが損をしない三方良しの福祉とは、企業と就労継続支援事業所(作業所)に加えて三方にする事がポイントだという事です。
例えば、企業、作業所にマスコミを加えます。
そうすると、企業と作業所との取り組みをマスコミが報道する事によって、作業所の質の高い仕事ぶりの認知、障害者理解や企業の社会貢献、マスコミの報道情報提供など関わる三方みんなが得をする構造が出来上がるのです。
作業所で働くメンバーさんや支援員さんの力を最大限生かす為には何が必要かを、営業のプロとして分析、マーケティングし選ばれる事業所になるあり方、ノウハウを惜しみなく話される森先生の講演は目から鱗の連続でした。
森先生、ご多用の中ご講演頂き本当にありがとうございました。