二十歳の学生時代から、
手紙を通じて親しくしている友人がいる。
これまで何通のやりとりをしたのだろう？
話題は、勉強や学校、家族・兄弟、友人の事や
お互いのプライベートに関してなど、多岐にわたる。
以来、もう15年以上もそんなやりとりが続いていることになる。
友人は県外在住。
最初に会ったのは、大学のスクーリングで…
多分、初めて声をかけたのは僕の方だった。
お互い介護の仕事を目指し、共通の目的があったからだろう
気がつけば、すぐに打ち解けていた。
それがきっかけとなり、一緒に遊んだり、食事したりと
スクーリング中のほんの僅かな間、友情を育んだ。
それから… 月日が経ち、
社会人になってからも、
お互い父親・母親という立場になってからも、
学生時代に比べ、回数は減ってしまったけれど、
今でもありがたいことに手紙をくれる友人。
これまで、僕がくじけそうな時も、友人からの手紙で
何度励まされたことか。
今の僕があるのは、友人がいてくれたからだ。
その友人も、しばらくの間、子育てで専業主婦をしていたが、
そろそろ、本格的に社会復帰したいと考えているという。
文面からはそんな力強い決意が読み取れた。
文字は心を映す鏡
僕と友人とは、これまでの人生で、数えるほどしか
実際に対面したことはないが、
文字や文章に込められた相手の気持ちは
時を経て、ある程度理解できる。
僕はまたひとつ、元気をもらった。
神様が巡り合わせてくれた不思議な縁だが、
友人との出会いには、心から感謝している。
これから僕もそんな友人の心の支えと少しでもなれるよう、
たとえどんなことがあっても、今の生き方を変えずに頑張ろう。
Mさん、これから僕も手紙を書くよ！