NWMでもお世話になっている
B大学の『実習協力施設連絡会』へ行く。
社会福祉法人、医療法人、民間企業などの事業所より30名位参加。
今年度の、現場実習内容の説明や教育機関と
現場とのコミュニケーション確保の重要性を確認し合う会だ。
会の最後で、E先生がおっしゃられていたお話の内容が印象に残った。
『ソーシャルワークの学習過程の中で、現場実習はとても重要なものと考えます。
それは、個々の想いの実行や技術の学習だけでなく、
組織の一員として役割を果たすと言う事を学ぶ事が出来るからです。
ある学生が、実習に行ったら、雑用(掃除など)ばかりやらされた。
期待していた事をさせて貰えなかった・・・と言いました。
その時、私は言いました。
それはあなたの視点で、望んで無い事=雑用と考えるからでは無いですか?
ソーシャルワークは、利用者を中心に考えて動かなければいけません。
利用者の生活を支える仕事において、雑用はありませんよね?
環境整備が出来ている事が、援助過程で重要な事もあります。
組織の中で、業務分担が有り、役割分担の中で、その業務の担当になったと
考える必要があるのではないでしょうか?
仕事の意味や自分たちが学ぼうとしていることの意味を導けるような
指導を、我々教員も心がけています・・・・』
という感じの内容だ。
現場で働く者も、しっかり考えていかなければならない。
我々の仲間や後継者を育てるには、何が必要なのかを?
何をしていかなければいけないかを・・・・
我々自身が、もっと可能性を信じ、好奇心を以って仕事に取り組まなければならない。