先日、元プロレスラー ラッシャー木村さんが
誤嚥性肺炎でこの世を去った。
ラッシャー木村といえば、知る人ぞ知る
「兄貴イー」 ←故G馬場さんのこと
しかしラッシャーさんのプロレス人生は波乱万丈だ。
かつて全日本、新日本と並ぶ、国際プロレスのエースとして
団体を支えてきたラッシャーさん。
しかし団体の人気がなくなり、国際プロレスを出てからは
常に猪木や馬場の引き立て役に甘んじていた。
特に新日時代は、悪役としてリングに上がり、
その影響で、自宅には心ないファンから
殺人予告や生卵を投げつけられるなどの嫌がらせを
受け続けた。
「仕方がない。これも仕事ですから」
当時、家族・関係者にラッシャーさんはそう語ったという。
晩年、そんな過去を乗り越え、レスラーとして
一躍、人気キャラにとなったラッシャーさん。
とにかくファンサービスはいつも忘れなかった。
引き立て役としての彼の職人魂、プロ意識、
こういう人こそ、真の偉人であると僕は思う。